Microsoft TechNetから続けてツールの紹介です。
RichCopyというファイルコピーユーティリティがあります。
マイクロソフトの世界でファイルのコピーといえば、一番単純なものが、Ctl+CおよびCtl+Vのいわゆるコピペですね。
次に少し上級者向けなものが、コマンドプロントから実行するCOPYやXCOPYコマンドかと思います。Javaの普及と共によく問題になるのが長いディレクトリーパスを伴うファイルのコピーです。パスを含むファイル名の全長が255文字を超えた瞬間、これらのコマンドは機能しなくなります。
これら、基本的なコマンドのプロ版ともいうべきコマンドが、Windows XPではWindows リソースキットから入手できるrobocopyという強力なコマンドです。最近のOS(Vista、7、Windows Server 2008など)では標準で装備されているようです。
このコマンドは、上記の255文字のパスの制限を超えて、さらには多彩なオプションをサポートしています。代表的な使用方法としてはフォルダ間の同期を取るなどが挙げられます。
RichCopyはこのrobocopyのコマンドツールを使用しやすにGUIでラッピングしたものとなります。
使用方法は至って簡単で、コピー元と先を選択してあげれば簡単にコピーが行えます。
その際に、複数のスレッドで効率良く作業を行なってくれるためにコピージョブのスループットはrobocopyコマンドの数分の1の時間で済みます。
また、コピーの中断/再開も可能でネットワークが切断された場合でも途中から再開することが可能です。
このツールは、日本人が開発したこともあり、英語と日本語の両方がサポートされていますので日本人にとっては嬉しいことです。
私の個人的な使い方としては、デスクトップPC上に同期されたiPhoneのPhoto Streamや、デジカメの写真やビデオといったデジタルデータのバックアップに、ファイルサーバーにファイルをコピーする際に、新規に追加されたもの、編集などでタイムスタンプが更新されたもののみを同期するような設定で使用しています。
こういった繰り返し利用する操作については、コピー元や先の情報とコピーオプションの指定をまるごと保存して繰り返し使用することが可能です。
興味の有る方は是非おすすめします。
ダウンロードはこちらから出来ます。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/2009.04.utilityspotlight.aspx
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