フォルダーやファイルの同期を取るのに役立つ高機能なツール、「SyncToy」について簡単に紹介します。
SyncToyはマイクロソフトが無償で配布しているファイル/フォルダーの同期ツールです。32ビット版と64ビット版の両方が配布されており、Windows 7まで対応しています。
私のこのツールの用途としては、主に写真データのバックアップのために、PCからファイルサーバーに随時新しいファイルや編集/更新したファイルをサーバーに同期するのに使用しています。
SyncToyは以下のマイクロソフトのサイトからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displaylang=en&id=15155
SyncToyは以下のマイクロソフトのサイトからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displaylang=en&id=15155
以下、簡単な使い方を紹介します。
(1)同期対象のフォルダーの登録
起動直後は以下のWelcome画面が出ます。
ここで「Create New Folder Pair」ボタンを押します。
(2)同期フォルダの設定
ファイルの同期元フォルダと同期先フォルダの指定をします。
同期は基本的に左側のフォルダーから右側のフォルダーに向かって行われますので、左側に同期元、右側に同期先のフォルダーを指定します。
フォルダーの指定ができたら、「Next」ボタンを押下します。
(3)同期オプションの設定
同期のオプションには以下のものがあります。
・Synchronize(双方向同期)
・Echo(左から右への一方向同期)
・Contribute(右から左への同期、削除なし)
僕の場合は写真のバックアップで使いますので、EchoでPCからファイルサーバーへの同期にしています。
「Next」を押下します。
(4)同期設定に名前をつける
「Finish」を押下します。
(5)実行画面
この画面で同期のジョブを実行しますが、このタイミングで細かいオプションの指定も可能です。
・Change Action...
再度、同期の種類を設定できます。
・Change Options...
さらに細かい同期の動作を指定できます。
バックグラウンドで処理されるより、事前に視覚的に見て確認できるこの機能はありがたいと思います。
(6)同期オプションの設定
ここでは、以下のオプションの設定が可能です。
・ Files to include(同期対象のファイルの指定)
ファイル名の指定で、「*.jpg」などで特定のファイルの種類のみを同期対象に指定できます。
・ Files to exclude(同期対象外ファイルの指定)
include同様の方法で同期対象外のファイルを指定できます。
・ Exclude read-only files
読み取り専用ファイルを除外します。
・ Exclude hidden files
隠しファイル属性のファイルを除外します。
・ Exclude system files
システムファイルを除外します。
・ Select subfolder
除外するサブフォルダーを指定します。
・ Active for run all
ここでの設定を全ての同期オプションにデフォルト設定とします。
・ Save overwritten files in the Recycle Bin
置き換えられるファイルはゴミ箱に入れます。
・ Check file contents
ファイルの比較アルゴリズムにSHA1を使用して、ファイル名、日付、サイズの比較を行います。
(7)ジョブの実行結果
「Run」ボタンでジョブを実行すると以下のようにレポートを表示してくれます。
その他機能としては、コマンドプロンプトからもジョブの実行が可能で、Windowsのジョブスケジュールの機能などを利用して毎日定期的に同時処理を実行することも可能です。
Helpファイルは英語しかサポートされていませんが、詳細はHelpを参照してみてください。
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