2015/07/05

Photoshop Lightroom の新機能 かすみの除去を使ってみた

Lightroom CC 2015.1の新機能で「かすみの除去」というものが追加になったのでいくつかのシーンで使ってみました。

詳細は、Lightroomのヘルプ、「周辺光量補正、粒子効果、かすみ除去の効果」を参照いただくとして、早速以下のサンプルを御覧ください。

素材はRAWファイル(7310 x 4912サイズ)に対して「かすみの除去」効果のみを適用し、1600 x 1060サイズのJPEGとして出力しています。

サンプル1(風景 - 春霞)

薄っすらと春の霞がかかった山々の例です。
(上が適用前、下が適用後)

効果の強弱の設定具合によって見え方は変わりますが、少し強めに設定してみました。
春霞に浮かぶぼんやりした山の稜線がよりはっきりして見えると思います。

サンプル2(風景 - 強い春霞)

これ、富士山を撮りました。
分かりますか?

これは、コントラストを上げたり、それぞれの設定を駆使してなんとか富士山が見えるかどうかまで行けたと思いますがどうでしょう?

サンプル3(砂ぼこり)

運動会のシーンです。
砂ぼこり煙る中、子どもたちが霞んでしまった写真がどこまで行けるか試してみました。
(上が適用前、下が適用後)

一応、プライバシーに配慮して顔にモザイクをかけてしまったので効果の印象が薄れて見えるのは仕方ありませんが、これ、結構使えるのではないかと思いました。
全体にかかってしまった砂ぼこりがスッキリと消えてシャープさの増したいい写真に出来上がったと思います。

かすみの除去を適用すると、色合いが濃い目になります。あまり極端に設定するとイメージが大分損なわれる恐れがありますので、彩度を下げたりして不自然さが目立たないような微調整を行ったほうがいいかもしれませんが、概ね期待通りの効果が得られていると思います。

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